【ジュニアNISA運用実績】第二子(小4)の口座を全公開|評価額約450万円・含み益+243万円。高配当ETF「SPYD」は選ぶべきではなかった

投資失敗談シリーズ

子どもたちのジュニアNISA口座の運用実績を順番に公開しています。今回は第二子(小学4年生)の口座です。

第一子の口座はこちらの記事で公開しています。

先に結論を書いておくと、

  • 評価額は 約450万円、含み益は +243万円(投資元本の約2.2倍)
  • 第一子と違い、米国株・米国ETFが資産の約8割を占める
  • 当時流行していた高配当ETF「SPYD」は、配当金を自由に使えないジュニアNISAには向いていなかった

という内容です。

※数値は2026年9月時点のSBI証券の保有画面をもとにしています。特定の銘柄を推奨するものではありません。


口座全体のサマリー

区分評価額評価損益元本損益率
国内株(NISA)620,400円+470,700円149,700円+314.4%
米国株・ETF(NISA)3,566,948円+1,916,343円1,650,605円+116.1%
国内株(特定預り)309,972円+45,457円264,515円+17.2%
合計4,497,320円+2,432,500円2,064,820円+117.8%

※NISAの数値は「継続NISA預り」と「旧NISA預り」の合計です。元本は「評価額−評価損益」で算出し、米国株・ETFは円換算の数値です。 ※特定預りには端株(ホンダ1株)がありますが、本記事の集計からは除いています。

資産の配分は、米国株・ETFが約79%、オリックスが約14%、特定預りの国内株が約7%です。第一子の口座にあったオルカン(投資信託)は、第二子の口座にはありません。


国内株(NISA):オリックス1銘柄で+47万円

銘柄株数取得単価現在値評価額評価損益損益率
オリックス(8591)1001,497円6,204円620,400円+470,700円+314.4%

2020年12月に購入したオリックスが、約4.1倍になっています。第一子の口座でもオリックスが一番の稼ぎ頭でしたが、第二子の口座は取得単価がさらに低いため、損益率は+300%を超えました。


米国株・ETF(NISA):資産の8割を占める主力

銘柄口数取得単価(平均)現在値円換算評価額円換算損益損益率(円)
アップル(AAPL)10約149.10ドル332.41ドル519,490円+354,980円+215.8%
アマゾン・ドット・コム(AMZN)25約165.78ドル245.96ドル960,965円+502,990円+109.8%
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)134約36.28ドル47.90ドル1,003,098円+459,616円+84.6%
バンガード S&P500 ETF(VOO)10約416.18ドル693.24ドル1,083,395円+598,757円+123.5%
合計3,566,948円+1,916,343円+116.1%

※継続NISA預りと旧NISA預りの合計です。取得単価は購入回ごとの平均値です。

アップルは約3.2倍、VOOとアマゾンもそれぞれ2倍を超えています。現在の為替は1ドル=約156円で、円安も評価額を押し上げています。

一方で、米国保有分の中で損益率が一番低いのがSPYDです。このSPYDについては、後ほど詳しく振り返ります。


特定預り:ジュニアNISA終了後に優待狙いで購入

銘柄株数取得単価現在値評価額評価損益損益率
ソフトバンク(9434)100214円251円25,100円+3,700円+17.3%
NTT(9432)100147円179.6円17,960円+3,260円+22.2%
北の達人コーポレーション(2930)100148円132円13,200円−1,600円−10.8%
エディオン(2730)1012,115円2,512円253,712円+40,097円+18.8%
合計309,972円+45,457円+17.2%

この4銘柄は、ジュニアNISAの新規買付が終わった後に購入したものです。口座に貯まった配当金と追加の入金を使い、株主優待を目的に買いました。

非課税枠の外(課税口座)での保有なので、売却益や配当には税金がかかります。優待を受け取りながら、長く持つつもりで保有しています。


高配当ETF「SPYD」を振り返る

SPYDは、S&P500の中から配当利回りの高い約80銘柄を集めたETFです。私がSPYDを買った約5年前は、VYM・HDVと並んで「米国高配当ETF」がとても流行っていた時期でした。私もその流れに乗って購入しています。

ただ、今振り返ると、ジュニアNISAで買う銘柄としては不適当だったと考えています。

① 配当金を受け取っても使えない

ジュニアNISAは、もともと18歳になるまで原則として払い出しができない制度でした。2024年以降は全額を払い出せば非課税で引き出せるようになりましたが、それは口座を閉じる場合の話です。配当金だけを取り出すことはできません。

高配当ETFの魅力は「配当を受け取って使えること」ですが、ジュニアNISAではその魅力がほとんど生きません。配当金は口座の中に現金のまま貯まっていきます。

② 配当金をNISA枠で再投資できない

2024年以降、ジュニアNISAでは新しい買付ができません。そのため、貯まった配当金で何かを買うと、非課税ではなく特定預り(課税口座)での購入になります。

我が家では、この配当金を先ほどの優待株の購入に回しました。使い道はできましたが、非課税で増やし続けるという点では、もったいない形になっています。

③ NISAでも米国で10%の税金がかかる

米国ETFの分配金には、NISA口座でも米国側で10%の税金がかかり、NISAでは取り戻せません。配当が多い銘柄ほど、この目減りも大きくなります。

④ 値上がりは控えめだった

SPYDの損益率は+84.6%で、米国保有分の中で最も低い数字です。VOOは+123.5%でした。

ただし、SPYDの損益率には受け取った分配金が含まれていません。また、VOOとは購入した時期も違うので、単純な比較はできません。それでも、「配当を使えない口座」で「値上がりが控えめな銘柄」を持っているという組み合わせは、効率が良くなかったと感じています。


結論:VOOに寄せるか、オルカン・S&P500の投資信託で良かった

配当金を自由に使えないジュニアNISAでは、配当をできるだけ出さず、中で再投資してくれる商品のほうが相性が良い、というのが今回の振り返りです。

そう考えると、SPYDに回したお金は、

  • VOOに寄せる(VOOも分配金は出ますが、SPYDより少なく、値上がり重視)
  • もしくは第一子の記事と同じく、オルカンやS&P500の投資信託にする

のどちらかで良かったと思っています。

特に投資信託なら、分配金を出さずにファンドの中で運用を続けてくれるので、配当の置き場所に困ることもありません。1円単位で買えるので、非課税枠も無駄なく使い切れます。米国ETFの手間については、第一子の記事で詳しく書いています。

【ジュニアNISA運用実績】第一子(小6)の口座を全公開|評価額約485万円・含み益+266万円。米国ETFは「オルカンで良かった」と感じた理由
小6の子どものジュニアNISA口座(SBI証券)を全公開。元本218万円が評価額485万円、含み益+266万円に。個別株・オルカン・米国ETF(VOO・VTI)の実績と、成績トップの米国ETFでも「オルカンで良かった」と感じた理由を解説します。

「流行っているから」という理由で選んだ銘柄が、口座の仕組みに合っていなかった、というのが第二子の口座から得た一番の教訓です。


まとめ

  • 第二子(小4)のジュニアNISA口座は、評価額約450万円・含み益+243万円(元本の約2.2倍)
  • オリックスは約4.1倍、米国株ではアップルが約3.2倍と好調
  • 特定預りの優待株は、ジュニアNISA終了後に配当金と追加資金で購入
  • 高配当ETFのSPYDは、配当金を使えず、NISA枠で再投資もできないジュニアNISAには不向きだった
  • 振り返ると、VOOに寄せるか、オルカン・S&P500の投資信託で十分だった

これから子ども名義で投資をする方は、「今流行っているか」よりも「口座の仕組みに合っているか」で商品を選ぶのがおすすめです。

第三子の口座も、続けて公開する予定です。

※本記事は筆者個人の運用記録であり、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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