東京海上HDの新設優待を家族5口座で最大化する|分割前から持つ我が家の作戦

投資関係あれこれ

東京海上ホールディングス(8766)は2026年8月25日、1株を15株にする株式分割と、株主優待制度の新設を同時に発表しました。分割は2026年10月1日に実施され、100株を約5万円で買えるようになっています。

現時点で発表されている優待の内容は次のとおりです。

項目内容
対象100株以上を3年以上継続保有
初回電子マネー等 7,500円相当
翌年以降継続保有で毎年 2,500円相当
基準日毎年3月31日(初回は2027年3月31日)
3年の定義3月末・9月末の株主名簿に、100株以上・同一株主番号で連続7回以上記載
通算されない場合売却等で株主番号の連続性が途切れたとき

優待は3月だけですが、継続保有の判定は3月末と9月末の年2回です。9月末も100株を切らさないことが条件になります。

一方で、贈呈される電子マネーの種類や受け取り方法などの詳細は、まだ決まっていません。開示では「決定次第、改めてお知らせ」とされています。

我が家の考え方

私の口座では、分割前からNISAで100株を保有していました。分割で1,500株になりましたが、NISA枠で買った株なのでこのまま持ち続けます。

この優待は1口座100株で頭打ちの設計です。つまり私の1,500株のうち、優待の対象になるのは100株分だけです。

そのうえで、私の1,500株に追加して、妻と子ども3人の口座にも100株ずつ持たせることを検討しています。口座が増えるぶん管理は複雑になりますが、1口座約5万円で3年後から優待を受け取れるので、十分に利益が取れると考えています。

この記事では、公式の開示内容を確認したうえで、利回りと家族それぞれの口座での持ち方を整理します。

「初回」は人ごとに違う:保有開始時期で受取年が変わる

「初回7,500円」は2027年3月の1回きりではありません。各口座が7回連続の条件を初めて満たした年が、その口座の初回です。

制度新設前からの保有期間も通算されます。開示では、2027年3月31日時点ですでに3年以上継続保有している株主に、初回分の7,500円相当を贈呈すると明記されています。

保有開始7回目の名簿記載初回7,500円の基準日
2024年3月末以前から保有2027年3月末2027年3月31日
2025年4月〜2026年3月に保有開始2029年3月末2029年3月31日(開示の別紙に記載)
2026年10月以降に購入2030年3月末2030年3月31日

我が家に当てはめると、私の口座は2026年1月の初取引日にNISAで買ったので、1回目の名簿記載は2026年3月末です。7回目は2029年3月末なので、初回7,500円は2029年3月になります。これから買う妻と子どもの口座は、2030年3月が初回です。

ここで大事なのは、2026年10月に買っても、2027年3月31日の直前に買っても、初回は同じ2030年3月だということです。2026年9月末の名簿はすでに過ぎているので、次に数えられるのは2027年3月末だからです。

100株あたりの利回り:初回18.0%、2年目以降8.15%

株価507円(2026年10月2日終値)、年間配当予想16.34円(2027年3月期・会社予想)で計算すると、100株の投資額は約50,740円です。

受取パターン年間受取額(税引前)利回り
配当のみ(優待の条件を満たす前)1,634円3.22%
初回の年(配当+7,500円)9,134円18.0%
2年目以降(配当+2,500円)4,134円8.15%

今から買う口座は、2027〜2029年の3回は配当のみです。初回を受け取るまでの4年間で平均すると約6.9%、その後は8.15%が続く計算になります。

配当予想は現時点の据え置きで計算しています。東京海上は2023年3月期以降増配が続いているので、実際はこれより上振れる可能性があります。

家族5口座で持つと:2031年以降は優待だけで年12,500円

私の口座(2029年3月に初回)に加えて、妻と子ども3人の4口座で100株ずつ持った場合の優待受取額です。

基準日私の口座妻+子ども3人優待合計優待累計
2027年3月・2028年3月0円0円0円0円
2029年3月7,500円0円7,500円7,500円
2030年3月2,500円30,000円32,500円40,000円
2031年3月以降(毎年)2,500円10,000円12,500円―

追加資金は4口座×約5万円で約20.3万円です。私の口座の1,500株は100株を超える分に優待はつきませんが、配当は年24,510円(NISAなので非課税)入ります。4口座分の配当6,536円と合わせると、家族全体で年31,046円(税引前)です。

家族それぞれの口座での持ち方

口座口座区分株数初回優待方針
私NISA1,500株2029年3月NISA枠で買った株なのでそのまま保有
妻特定→NISA、またはNISA100株2030年3月今買うか、年明けにNISAで買うか検討中
子ども3人特定(各自)各100株2030年3月特定口座で100株ずつ保有

妻の口座:今買うか、年明けのNISA枠を待つか

妻の口座は、まず特定口座で100株を買い、2027年のNISA枠が使えるようになったらNISAで買い直す案と、年明けまで待ってNISAで買う案で迷っています。

比較項目今、特定口座で買う年明けにNISAで買う
初回優待2030年3月2030年3月(同じ)
2027年3月期の期末配当もらえるもらえる(3月末までに買えば)
買値今の株価で確定年明けの株価しだい
手間・コストNISAへの買い直しが必要。値上がりしていれば特定口座の売却益に課税1回買うだけ

優待のスケジュールと配当はどちらでも同じです。違いは年明けまでの株価の動きだけになります。

優待の話が広まれば株価がじわじわ上がるのでは、という気もしています。一方で発表は8月25日で、分割後の株価にはある程度織り込まれているとも考えられます。先のことは分からないので、まだ悩み中です。

特定口座からNISAに移す場合は、先にNISAで買ってから特定口座分を売る順番にします。3月末・9月末に100株を下回る瞬間を作らないためです。

子どもの口座:特定口座で100株ずつ

子ども3人は、それぞれの特定口座で100株ずつ保有します。優待を抜きにしても魅力的な銘柄なので、基本は永久ホールドのつもりです。

子ども口座の懸念:電子マネーを子ども名義で受け取れるか

今回の優待は、JCBギフトカードのような金券ではなく「電子マネー等」の贈呈とされています。電子マネーの種類によっては、子ども本人のアカウントを作らないと受け取れない可能性があります。

冒頭のとおり、どの電子マネーが配られるかはまだ決まっていません。種類が決まった時点で、次の点を調べるつもりです。

  • 受け取りに本人名義のアカウントが必要か
  • アカウント作成に年齢制限があるか
  • 有効期限や、選べる電子マネーの選択肢

もし子どもが受け取れない形式だったとしても、我が家の方針は変わりません。優待抜きでも長く持ちたい銘柄なので、永久ホールドでそのまま子どもに引き継ぎます。子どもが自分で電子マネーを使えるようになったら、そのとき使ってもらうのも良いと考えています。

注意点と、まだ決まっていないこと

  • 株主番号を途切れさせない:売却だけでなく、証券会社の移管や名義変更でも番号が変わる可能性があります。保有中の口座はいじらないのが基本です。
  • 9月末も100株を維持:優待は3月基準でも、9月末に100株を切ると連続記録が途切れます。
  • 分割前の基準日の扱い:2026年9月末以前の名簿は分割前の株数で記載されています。分割前に単元未満(99株以下)だった場合にどう数えるかは、開示に明記がありません。該当する場合はIR窓口か株主名簿管理人に確認してください。
  • 子ども口座の資金:親のお金で子ども名義の株を買うと、名義預金と見なされるおそれがあります。子ども自身の資金か、贈与の形を整えてから買います。

まとめ

東京海上の新設優待は、1口座100株・長期保有を前提にした制度です。初回の年は保有開始時期で決まり、2026年1月に買った私の口座は2029年3月、これから買う口座は最短で2030年3月が初回になります。

我が家の方針は次のとおりです。

  1. 私の口座:NISAで持っている1,500株はそのまま保有
  2. 妻の口座:100株を今特定口座で買うか、年明けにNISAで買うかを検討中
  3. 子どもの口座:特定口座で100株ずつ保有し、電子マネーの種類が決まったら受け取り方を調べる

家族5口座がそろえば、2031年以降は優待だけで年12,500円になります。優待がなくても持ち続けたい銘柄なので、永久ホールドで子どもたちに引き継ぐつもりです。

出典

株価・配当は2026年10月2日時点のデータです。本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。

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