【子供名義OK】楽天の株主優待SIMを家族3人分もらう手順。未成年は「同意書」が必須です

投資関係あれこれ

こんにちは、トラセルです。

我が家では楽天グループ(4755)の株主優待SIMを、家族3人分の名義で受け取っています。月30GBが3回線分なので、合計90GB。通信費で言えば年間およそ10万円相当が浮いている計算になります。

ただ、ここに行き着くまでに2回つまずきました。

  1. 家族分をまとめて申し込めない(名義ごとに楽天IDが要る)
  2. 18歳未満は書類を郵送しないと契約できない

どちらも事前に知っていれば何でもない話ですが、知らずに申込期限の直前に動くと確実に間に合いません。今回はこの2つの関門を、手順ベースで整理します。

この記事でわかること

  • 家族名義で受け取るための前提(いくら必要か)
  • 名義ごとの楽天IDの用意の仕方と、子供用メールアドレスの落とし穴
  • 18歳未満に必須の「同意書」の中身と手続きの流れ
  • 申込期限から逆算した準備スケジュール

前提:家族名義で受け取るには、名義ごとに100株が必要

まず身も蓋もない話からです。この優待は株主名義ごとに提供されるので、家族3人分が欲しければ3名義それぞれで100株を保有している必要があります。

楽天グループの株価は785.6円(2026年7月24日終値)なので、100株でおよそ7万9千円。3名義そろえるなら、ざっと24万円の投資が必要という計算です。

その対価として何が返ってくるかというと、こうなります。

金額
必要な投資額(100株×3名義)約24万円
優待でカバーされる通信費(1名義あたり)年33,360円相当
3名義分の合計年約10万円相当

※通信費は、同等の30GBをpovoで買った場合(30GB/30日間=2,780円)×12ヶ月で試算。

投資額24万円に対して年10万円相当の通信費が浮く。数字だけ見ればかなり強力です。ただし楽天グループは無配なので、現金は1円も入ってきません。「配当をもらう投資」ではなく、「固定費を株で置き換える投資」だと理解しておく必要があります。

子供名義で株を買うには「未成年口座」が要る

見落としがちですが、子供名義で100株を持つには証券会社に未成年口座を開設する必要があります。親権者の本人確認書類や続柄の確認書類が求められるので、ここも数週間見ておいたほうが安全です。

すでに口座がある方は問題ありませんが、これから始める場合は「口座開設 → 入金 → 株の購入 → 権利確定日」と工程が続きます。権利確定日の直前に思い立っても間に合いません。

関門①:楽天IDは「名義ごと」に必要

「自分のIDでまとめて3人分申し込めば楽なのに」と思うところですが、これはできません。

同一の楽天IDで、複数回の優待申込はできません。
夫・妻・子の3名義があるなら、優待を受け取るための楽天IDも3つ必要です。株主名義と楽天IDの名義は一致させる必要があります。

楽天会員の登録そのものに年齢制限はないので、未成年の名前でもIDは作れます。問題はその手前、メールアドレスです。

子供用のメールアドレスをどう用意するか

楽天IDは1つのIDにつき、1つの固有のメールアドレスが必要です。子供がメールアドレスを持っていない場合、ここで手が止まります。

選択肢は2つあります。

A案:子供用のGmailを新規作成する(確実)

素直に子供名義のGmailを作る方法です。13歳未満の場合はGoogleファミリーリンクを使えば、保護者の管理下でアカウントを作成できます。手間はかかりますが、後々のトラブルが一番少ないのはこちらです。

B案:Gmailのエイリアス機能を使う(手軽だが注意あり)

自分のGmailが taro@gmail.com なら、taro+rakuten@gmail.com のように「+文字列」を付けたアドレスでも、メールは自分の受信箱に届きます。子供宛ての通知を親がまとめて管理できるのがメリットです。

ただし、サービス側が「+」付きのアドレスを受け付けない、あるいは同一アドレスとみなして弾くケースがあります。

エイリアスを使うなら、先に試してください
申込期限の直前になってから「登録できない」と判明すると詰みます。エイリアスで進めるなら、余裕のあるタイミングで一度IDを作成できるか確認しておくこと。不安ならA案(新規Gmail)が確実です。

我が家は結果的にA案で落ち着きました。子供が成長したあと、そのまま本人のアカウントとして引き継げるのも都合が良かったです。

関門②:18歳未満は「同意書」の郵送が必須

ここが最大の関門です。楽天IDを用意して申込画面まで進んでも、18歳未満はそのままでは契約できません。

なぜ書類が必要なのか

理由は明快で、この優待SIMには青少年向けの「フィルタリングサービス」が提供されていないからです。フィルタリングがない以上、原則として18歳未満の利用はできない規定になっています。

そこで、保護者が「フィルタリングなしで使わせます」と書面で同意することで、例外的に利用が可能になる、という建て付けです。

提出するのは 「株主優待申込書 兼 フィルタリングサービス不要同意書」(頭に第◯期と期の番号が入ります)という書類です。

手続きの流れ

  1. 楽天グループの株主優待専用サイトから、指定のPDFをダウンロードする
  2. 印刷して、親権者が直筆で必要事項を記入する
  3. 記入済みの同意書を、指定された宛先へ郵送する

印刷・記入・郵送という、令和にしてはアナログな工程が挟まります。プリンターがない家庭はコンビニ印刷が必要ですし、郵送なので当然、日数もかかります。

ここは「安全に使わせる」とセットで考える

フィルタリングがないということは、子供のスマホが無防備な状態で渡されるということでもあります。同意書を出す以上、保護者が管理する責任を引き受けたことになるので、端末側の設定は必ずやっておいてください。

我が家でやっている具体的な設定(スクリーンタイム、課金制限、位置情報の共有など)は、こちらの記事にまとめています。

▶ 【1年検証】子供のスマホ代は年580円でした。povo×楽天株主優待SIMと、SIM割り当てで詰んだ話

逆算スケジュール:いつまでに何をするか

工程が多いので、時系列で並べておきます。前倒しで動くほど安全です。

時期の目安やること
権利確定日の2〜3ヶ月前未成年口座の開設(初めての場合)
権利確定日まで名義ごとに100株を確保。貸株設定は必ずOFF
権利確定日(12月末想定)この時点の株主が対象
優待案内が届いたら名義ごとの楽天IDを用意(メールアドレスの確保がここ)
申込期間中・早め同意書をダウンロード → 印刷 → 記入 → 郵送
申込期限まで申込完了。SIMタイプは物理SIMを選ぶ

※第29期の申込期限は2026年5月15日でした。期によって変わるので、必ず公式で確認してください。

ポイントは2つあります。貸株をOFFにしておくことと、SIMは物理SIMを選ぶこと。どちらも後から取り返しがつきにくい部分で、詳しい理由はこちらに書きました。

▶ 【楽天モバイル】株主優待の無料SIMは6ヶ月で終わる?1年使うための継続要件と、貸株の落とし穴

家族名義でやる前に、知っておくべきリスク

優待は魅力的ですが、100株×3名義=24万円を投じる話でもあります。フェアに書いておきます。

① 配当は出ません(無配)

楽天グループは現在無配です。現金収入はゼロで、リターンは「通信費が浮く」という形でのみ返ってきます。

② 株価の変動幅が、優待1年分より大きい

ここは正直に見ておくべきです。楽天グループの株価は、2026年に入ってから年初来高値1,026円(1月13日)、年初来安値686.1円(6月24日)という値動きをしています。

100株で換算すると、10万2,600円〜6万8,610円。その差は約3万4千円です。つまり半年の値動きだけで、優待1年分(3万3,360円相当)と同じくらいの含み損益が発生します。

「優待がお得だから」という理由だけで買うと、株価の下落で簡単に打ち消されます。あくまで楽天グループという会社への投資として納得できるかが先です。

③ 優待内容は変わりうる

第29期では「6ヶ月+継続で6ヶ月」という形に条件が整理されました。今後も業績次第で内容が見直される可能性はあります。優待を前提に家計を組むなら、なくなったときの代替案(povoなど)を先に持っておくのが安全です。

④ 手続きの手間は、名義の数だけ増える

ID作成も同意書も、名義ごとに発生します。3名義なら3回です。これを毎期繰り返せるかどうか、正直に見積もってください。

受け取ったあとの活用法

無事に受け取れたら、あとは使うだけです。我が家では用途を分けています。

  • 子供のスマホ:povo2.0と組み合わせたデュアルSIM運用(実額はこちら
  • 車載タブレット:カーナビ代わり+渋滞中の動画用
  • キャンプ・車中泊:テザリングして家族の共用Wi-Fiに

30GBという容量があるからこそ、こういう「贅沢な使い切り方」ができます。活用アイデアの詳細はこちらの記事にまとめました。

まとめ

  • 家族名義で受け取るには、名義ごとに100株が必要(3名義で約24万円)
  • 同一の楽天IDでは複数申込できない。名義ごとにIDとメールアドレスを用意する
  • 子供用アドレスは新規Gmailが確実。エイリアスは事前に登録できるか試しておく
  • 18歳未満は「フィルタリングサービス不要同意書」の郵送が必須。印刷・記入・郵送の日数を見込むこと
  • フィルタリングがない前提なので、端末側の安全設定はセットで
  • 無配であること、株価の変動幅が優待1年分を上回ることは理解した上で

手続きは正直、面倒です。でも一度通してしまえば、あとは毎年同じことを繰り返すだけで家族分の通信費が浮き続けます。固定費の削減は、こういう「最初だけ重い仕組み」に価値があるんですよね。

浮いた通信費は、そのまま積立に回してしまいましょう。

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参考リンク

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株価は2026年7月24日終値、優待内容は第29期の情報に基づいています。申込方法・期限・必要書類は期によって変更される可能性があるため、必ず楽天グループの公式サイトでご確認ください。

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